お魚さんのドラクエライフを綴ります。

奇跡





それは目には見えないもの。
手で掴めるわけでもない。
何をもって奇跡というのか。
奇跡と感じられるものだって皆バラバラ。
「奇跡ってどんなことなの？」






2015年 8月29日





そこには確かにあったんだよ、奇跡だと確信できる瞬間が。互いに言い合わなくてもわかったんだ。皆がきっとそう感じたと思える。




これは「奇跡」の出会いだって。














8月29日.横浜の式場で俺となつみんは挙式を挙げました。っていってもまだ昨日の話なので今は全部なにかが抜けきった感じで放心状態です。だけどこの記事は今日書いておきたいって思うので少し長いかもしれないけど最後まで読んでくれたら嬉しいです。

これは俺となつみんが触れた、最高の仲間達の事を書いた記事です。






挙式が決まったのは一年前くらい、そこからはあっという間に挙式の日を迎えました。
もちろん大変だったときもあったけれど、なんとか挙式の日を迎えることができた。
チーメンの皆や、仲の良いフレンドには式を挙げると当初から伝えてあって、挙式にもきてくれることになっていました。
ドラクエでも皆がおめでとう！と言ってくれて嬉しかったし幸せだった、チーメンとはプライベートでも遊ぶような感じになってるし挙式に呼ぶのだってもう今となっては普通の事だったんだ。






そして当日、妻のなつみんが顔面を綺麗にするということで早めに会場入りだったんだけど、俺はとりあえずめっちゃ暇だった。それはそれは恐ろしい程の暇だった。








太ももにメガネをかけさせていかに人の顔に近づけるかという遊びをしてみましたがあまりにゴールが見えない事に気付いたので刹那のごとく中断しました。







しばらくすると妻がベッドに横になり顔面をパックというもので巻かれ、完全にマミー化してしまった時には今すぐ式場を爆破し、なかったことにしようと思いましたが当日キャンセルは全額負担だということを思い出したのでなんとかここは我慢しました。







とりあえずティッシュでこよみを作って鼻に入れときました。ふがっ！となりました。効果音でいうならば「スポッ！ブルッ！フガッ」です。


















そんなこんなであっという間に挙式の時間になりました。裏で待機してた時はほんと「ロボットなの？」と突っ込まれまくるほどにガチガチでした。今後ウルベア巨神兵の一員になるかもしれません。そのくらいガチガチのまま挙式がスタートしました。








手あせ半端ない。
チーメン達も地元の友達達、親の顔もろくに見れないくらいでした。今思うとほんともっと周り見とけばよかったなぁ。








なんとか雨もこの時だけは止んでくれて外でゴールドシャワーならぬフラワーシャワーができました。
このときは皆の顔もしっかりと見れて笑えた記憶があります。
ブーケトスをチーメンのまなみんがキャッチしたのには笑いましたけど！！



こっから披露宴が始まりました。
さりげなく披露宴でうちらが入場するまでドラクエのサントラが会場に流れるようにしときました。以外に合うんだよなこれが！
「どれどれ？」
と耳を会場の方に傾けて見るとヘルバトラーの戦闘の音楽が流れていてまるで悪魔の晩餐のような感じになってました。





チーメン達！！この日の為に

れおは兵庫県から



けぇは山口県から


他にもたくさんの奴等が県外からか来てくれました。本当にすごいことだよね。



後半は余興が三組あったんだけど、そのうちの一組がうちのチーメンのイオリ


余興は任せて！って言ってくれていたので挙式を決めた時から頼んでいました。もうほんと一年近く前の話だね。そんな余興がこちら






アナと雪の女王ショー！！

いやーうまく文じゃ伝えられないんだけどすごく、楽しかった。笑えるのがお姫さま役がおっさんだからね！髭の熊さんのおっさん！


かずとらさんです！なりきってましたね。
しまいにはちゅーまでしましたからね。
これもうちらの知らないところで打ち合わせとかいっぱいしたみたいでした。本当にそれ考えるだけで今も泣きそうになります。
とにかくものすごく笑いました！出来上がったDVDを早く見るのがすごく楽しみ！



そうそう！あと俺達夫婦は二人ともドラクエをやっているってのもあってウェディングケーキはこんな感じにしたいねって思ってました







当日出来上がったケーキがこちら









いや、もう感激だよね、完全にワールド全開したよね。








そんなわけで俺達の挙式は幕を閉じました。
最後はもう俺は涙が出すぎて何度も言葉に詰まりました。死ぬかと思った。




この人達最後の謝辞の時まん前にいたんだけど二人してハンカチをもって泣いてくれてました。うちの魔女のパールも泣いてくれててそういうの見ると余計に泣けてくるよね。






あー終わった。


終わっちゃったんだ。



すごく幸せだったぶん、すごく寂しかった。

たくさんの友人に祝ってもらって

その中にドラクエで出会った人達もいてさ

すごい事だと思うんです。

ドラクエを始めた当初、こんなことになるなんて

思いもしなかった。思うはずもなかった。

でも今はこんな俺達の為に一緒に笑ってくれる

一緒に心から泣いてくれる

ドラクエでしか繋がっていられないと思っていた関係が

ドラクエがなくても繋がってる関係になれた。

本当に幸せです。

こうして皆といられることが俺達夫婦にとって

最高の「奇跡」

それ以外ありません。

もう書いてて涙が止まらないのでここで締めたいところなんだけど、実はここで終わりではなかったんです。

もう少し泣きながらこの記事を書いておきたいと思います。





挙式のあと、俺はチーメンの


のりじぃに、二次会の幹事をお願いしてました。快く引き受けてくれました、他県に住んでいるにも関わらず、会場の下見にきてくれてたりしました。しかもものすごく忙しい中で。
ドラクエにインする時間なんて全くないほどに多忙だった。その中で俺達の二次会の幹事をしてくれました。




のりじぃの嫁さんのみぃこも同じように色々な事を一緒にやってくれていたようでした。
「忙しいのにごめんね」というと
「全然大丈夫！気にしないでー！」
といつも優しく答えてくれました。




二次会の準備が整うとのりから連絡があり、「きていいよー！」と言われたから俺達は会場へ向かいました。
会場は洒落たイベントスペースがある場所でした。もちろんチーメン以外にたくさんの友達達も来てくれました。



「それじゃー皆さん！始めますよー！」



のりじぃとイオリが司会をやってくれてたくさんのゲームを行いました！


とらが哺乳瓶に入ったミルクを手を使わずに口だけで飲み干すやつとか






れおが大根のしぐさを、ドラクエ全くわからない女子に見せる、とか。



他にもたくさんのゲームを来てくれた皆で楽しみました。
もうね、こんな笑ったことないんちゃう？って言われるくらいに笑った。
最高に盛り上がってテンションやばかった！

ゲームに勝つとくじを引けて景品が貰えるっていう風になってたんだけど特賞の松阪牛の肉を当てたのがブーケに続きうちのチーメンのまなみん！




「まなみんだおー！」





「っち」



その二次会には最近チームに入ってくれたシャイナも来てくれました。
なんと仕事が終わってからすぐ向かってくれて、次の日が仕事にも関わらず俺達の為に来てくれました。今回のね、挙式の前に俺の髪を切ってくれたのはこのシャイナでした。
それも本当に嬉しくてさ、一緒に式に参加してくれてるような、そんな気持ちでした。









でも、時が過ぎるのは早くてドラクエメンバー以外の人達は終電に乗り遅れないように帰っていきました。











そして店内に残ったのはドラクエメンバーのみに、なりました。






終わったーーー







全部これで終わったんだーー






最高だったな






皆本当に最高だった






あーーーー






終わっ……………え？







その時俺となつみんの目に写ったのは目の前にあったモニターでした。




俺となつはその映像をただ見つめました。
本当に涙が止まりませんでした。



以前俺となつみんは、ドラクエ内でチーメンと仲のいいフレンドに結婚式を開いてもらった事があります。俺達はその時も何も知らずに向かうとそこにはハウジングされた教会があり、中に入るとたくさんの人がいました。


実はその時の事をこの日の為に


フレンドのよっしーが指揮をとって映像を作ってくれていたのです。



実際に流れたものがこれです。
音を出して是非見てもらいたいです。


実際の映像


ULTIMATE4プロモーション



もう本当に泣きました。
心から感動しました。
涙ってこんな出るんやってわかりました。






そんな映像が流れながら皆それぞれが俺となつみんの前に立ち、一人ずつ俺達にメッセージをくれました。どんなメッセージだったのかはここには書きません、俺達の中だけに残しておきたい言葉達でした。涙を拭うハンカチがぐっしょぐしょで重くなってました。
チーメン達も泣いてくれてました。



最後になりますが

俺にとってこのチームは本当に家族です。

今は自信を持って言える。

本当に最高のチームだって。

自慢になってしまいますけどそれでいいんです。

自慢したいくらいのチームだって言えるんですからね。

こんなメンバーと出会えたことが本当に奇跡です。

俺は普段チームリーダーとして皆になにか特別なことをしてやれてるわけでもない。

でも言ってくれました


「しょうがいたからこんなチームになれてるんだよ」


って。

当然自分ではそんな風には思えませんけど

ものすごく、嬉しかったです。

この日の事は一生忘れることはありません。

たかがゲーム、されどゲーム

そこには人がいます。

画面の向こうで自分と同じようにその人達は存在しています。

嫌なことだってあるでしょう。きっと、あるでしょう。

でも俺はそれを越えるほどに素敵な事が溢れてるアストルティアが好きです

でももう最悪ドラクエがなくなっても別に俺はいいのかもしれないとも思えました。

だって、繋がってるんだから。

どこにいてもきっと、繋がってる。

本気でそう思えた日がありました。

その日を俺は生涯忘れることはないでしょう。

みんな、ありがとう。

出会えたことが本当に奇跡



2015   08   29







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